槍ヶ岳 2013/05/01(水) 01:44
4/27~30で槍に登ってきた。

当初計画から二転三転して槍になったが、
印象に残る良い山行ができて満足。

槍の頂上はちょっと危険度高いけど、
それ以外は景色も良くお勧め。

槍頂上。今回は達成感がある。


行程:
4/26(金) 自宅 → 新穂高登山者P(車中泊)
4/27(土)雪  新穂高 → 滝谷避難小屋(避難小屋泊)
4/28(日)晴れ 滝谷避難小屋 → 飛騨沢 → 槍ヶ岳山荘(テン泊)
4/29(月)ガス→晴れ 槍ヶ岳山荘 → 槍ヶ岳往復 → 槍沢 → 横尾(テン泊)
4/30(火)雨 横尾 → 上高地 → バスで平湯→新穂高 → 帰宅


GWの予定は正月が終わってすぐに白峰三山と決めていた。
しかし、4月に焼岳からみた双六方面の景色を見て、心が揺れた。

結局、正月でも登るチャンスがある白峰三山でなく、
この季節にしか雪山に登れない双六・黒部五郎岳に決めた。
正月に白峰三山登るのおっかないのに。。。


4/26
黒部五郎方面へ行こうと思って
わさび平までの林道対策用にチャリンコの泥除け付けたが。。。

チャリンコ 泥除け付けた

結局、途中の平湯峠も積雪するほどの雪で、
チャリンコなど使えるような状況でなさそうだった。

車もノーマルタイヤに替えたばっかりだったので、
平湯峠越えがスーパービビった。
あと15分遅かったら通過できんかったな。。。。


4/27
昨晩からの雪はやむことなく、朝起きても降ったままだった。
黒部五郎まではラッセル地獄だろうと断念し、槍に行先を変更。

雪は朝方だけだと思っていたが、
結局夕方までずっと降っていた。

よもやの大雪

トレースはあるものの、雪で埋まり、トレースラッセル状態。
久しぶりの重荷もあり、とにかく疲れた。

滝谷避難小屋に着いた時はどっと安堵感が広がった。

滝谷避難小屋 どっと安心

夕方からは晴れて来て気分も上々。
滝谷も美しかった。

滝谷に日がさす


4/28
雪崩を気にしつつ出発。

滝谷からすぐのところで少し大きなデブリを発見。
ただ、これ以外は大きなデブリもなく、
表層雪崩の心配は少なさそう。

滝谷からすぐの場所で雪崩痕

振り返ると、朝日に照らされた涸沢岳が日本で無いかのような雰囲気だった。

ヒマラヤのような北穂

槍平冬期小屋。
入口は雪の外にあり、利用可能だった。
屋根の雪すごいね。

槍平 冬期小屋

槍平から飛騨沢を行くか、中崎尾根を行くかで迷っていた。
飛騨沢は雪崩の危険があるが、楽だ。
中崎尾根は雪崩の危険は少ないが、傾斜厳しく、キツイ。

迷ったが、表層雪崩の心配は少ないと判断して飛騨沢を行く。
途中までは広い沢の気持ちの良い道。
前を行くラッセル隊長(滝谷避難小屋で一緒だった単独の人)のトレースがありがたい。

快適な飛騨沢

やがて沢が細くなると、雪崩の危険が高まる。
湧きあがる不安な気持ちを抑えきれない。
早くここを過ぎてしまいたいが、足は重い。

風に消えそうなトレースをラッセルしながら進む。

雪崩の危険がある場所

急登を登ると、左手に樹林帯がある。
樹林帯=雪崩の危険が少ない のでちょっと安心して進む。

やがて広大な飛騨沢上部となる。
前を行くのはラッセル隊長一人だけ。

早く追いついてラッセルを交代したいが、
全然追いつかない。体力無さすぎだ。。。

飛騨沢の広大な斜面を行く

その後は雪崩の心配も少なくなり、
心は落ち着くが、足はより重く。
隊長ずっと先頭ラッセルだなんてすごいな。。。

足が進まない。荷物が重い。。。

疲れて休憩。
振り返ると中崎尾根の向こうに笠の稜線。
昨日の降雪で景色がとてもきれいだ。

振り返れば絶景

飛騨乗越まであと少しになっても踏ん張り切れず、
休憩ばっか増える。
でも良い。こんな景色だからゆっくり楽しまないと。

もうすぐ飛騨乗越 でも疲れて休憩

飛騨乗越手前でヘリがけが人を搬送中だった。
ヘリの腕前にはほれぼれするなー。

県警ヘリ ほれぼれする

そしてついに槍ヶ岳山荘到着。
目の前には槍。

相変わらず綺麗だ。
でも到着が遅く、疲れ果ててるので明日ね。

やっとお目見えした槍 でも疲れたから明日。

テントは雪の斜面を掘って設営。
1.5時間もかかってしまった。

とてもナイスな景色だが、
一つ気になるのが、足を滑らせたら滑落しちゃうってこと。
トイレに行くのも命がけなのだ。
登山は本来こうあるべきなのだ(ウソ)。

1.5時間かけて建てたテント。目の前絶景。

テント設営とその後外でウダウダしてたせいで、すっかり冷え、
ちょいと風邪を引いてしまった。
寒さでせっかくの夕焼けも外に出る気が起きず。。。無念。。。


4/29
一晩中風が強く吹いてたせいで眠りが浅く体調がイマイチ。
3:30に起きるも、相変わらず寒くて外に出れない。

それでも朝飯を食べて体を温めるとだんだんと元気が湧いてくる。
ここまで来て朝日を撮らんのはいかん。

ベストをつくせ!

ありったけの服を着込み、ホッカイロを張り、
気合を入れてテントの外へ出る。
少し上がりかけた朝日をカメラに収め、満足!

根性でテント外へ出て朝日を写す。

強風が吹きさすぶなか双六方面もパシャリ。
来年こそはあそこに行けるか?
体力つけなければ。。。

来年はあの場所へ

いったんテントに戻り、
6:30過ぎに槍へ行こうとテントを出ると、景色が急変。

晴れてた空にはどんより雲がかかり、
あれよあれよと言う間に辺りはガスに包まれ、ホワイトアウト状態。
そんなばなな。

その後、天気はさらに悪化し、
槍登頂どころではなくなってしまった。

1時間待っても事態は変わらず、ほとんどの登山者が山を下りて行った。
が、あきらめの悪い男世界ランカーの伸二郎は
なんだかんだと理由を付けてはウダウダと晴れを待つ。

そしてガスが切れることが多くなり、天気の回復を確信、
槍に向かう。

先行する登山者は単独人1人、パーティ3人。
雪と氷と岩が混じったミックス状態で緊張する。

少し登るとザイルを準備していたパーティーに追いつき、雪壁で追い越す。
ピッケル2本持ってきたから雪壁だけは安心だ。

槍に登る。ミックスに緊張

最後の長い梯子を登ると頂上。
いやー、良く待った、良く登った、頑張ったな俺。

槍頂上。今回は達成感がある。

下りは登りと同じルートをたどったが、足がかけにくく緊張した。
氷がつくとおっかないねー。

ようやく危険個所を過ぎて振り返る。
無事で何より。
想像よりきつかったなー。

危険個所を振り返る。よく登ったなー。

山荘に戻ると荷物を撤収して下山。
出発が遅くなってしまったので、今日は途中でもう一泊。
明日は天気が悪いので、安心感がある上高地側へ下ろう。

山荘前からシリセードで出発するも、雪が柔らかく滑りが悪い。
ヒップソリ持ってこれば良かったか?
でもこれ以上荷物増やしたくないしな。。。

シリセードと歩きを交えて槍沢を下る。
槍沢も涸沢への道のように積雪期はとてもきれいだ。

槍沢を下る。雪が柔らかくてシリセードが滑らん。。。

大曲手前で振り返る。
素敵な景色をありがとさん。

槍沢を振り返る。素敵な景色だ。

この日は重荷にひーこら言いながら横尾まで歩き、テン泊。
稜線とは安心感が違う。
いやー、安心できるって素晴らしい!

今日のテン泊は安心感にあふれる。

4/30
日付が変わる前から雨。
朝起きても雨。
二度寝しても雨。

やる気がなくなるなー。
午前中は曇りで雨が降る前に上高地に着こうと思ってたのに。。。

強い風雨の中テントを撤収し、上高地へ我慢の林道歩き。
いつもながら上高地側は長いんだよな。。。

ようやく上高地に着き、バスで平湯へ。

バスで新穂高へ戻る。もうすぐ今回の登山旅も終了。

平湯でバスを乗り換え、ようやく車に戻る。
湧きあがる充実感。良い山旅だった。

温泉で汗を流し、帰路へ。

今回は予定が二転三転しての槍だったが、
常にいっぱいいっぱいで緊張した分、
印象に残る充実した山旅となった。

来年のGWは体力がついて、天気も良さげだったら、
黒部五郎に登ってみたいなぁ。
でも体力つけなさそ。。。



テーマ:登山・山歩き・散策 - ジャンル:日記

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コメント
ycr 2013/05/01(水) 23:02
槍登頂おめでとうございます!!。(雲ノ平でご一緒した者です。)
残雪期ですと、槍と奥穂の核心部を比べると、ドチラがビビりますか?(^_^;)
槍は5年前に登ったのですが、伸二郎さんのお話聞いていて、明後日から奥穂行ってみようかと思ってます。
ダブルピッケルですが、ソロです。
積雪期の奥穂の岩場と槍の岩場の格差を知りたいです。 
夏場の雰囲気だと奥穂の方がヤバそうですね、、、。
◆僕は槍です。 伸二郎 2013/05/01(水) 23:21
ycrさん、おひさです。

僕は槍の方がビビりました。
奥穂は雪がついていれば核心部は雪壁ですが、
雪壁はダブルピッケルだと怖くないので。

槍の核心部は岩・雪・氷のミックスで、
しっかりした支点を確保しづらくて不安でした。

それと、GW後半の奥穂は多くの登山者により、
多分雪にステップが切られてより楽になってると思います。

気を付けて行ってきてください。
涸沢の雪景色は良いですよ~。

ではでは。
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