白峰"三"山 2013/12/31(火) 23:48
今日、山から帰ってきた。

予想通り大変だったが、
天気にも恵まれ、先行者のトレースにも恵まれ、
無事に三山を登り切ることができた。

2年前の嫌な思い出を払しょくできて満足。
これでおっかない登山は卒業かな。

今回は心に余裕なく、レンズの汚れを綺麗にする余裕すら無かった。
今後はまったり写真が撮れるレベルまでにしよっと。。。

白峰三山



行程:
12/27(金): 自宅→奈良田(車中泊)
12/28(土)曇り→雪: 奈良田→池山小屋(避難小屋泊)
12/29(日)晴れ→小雪: 池山小屋→池山吊尾根→北岳→北岳山荘(避難小屋泊)
12/30(月)晴れ: 北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→大門沢下降点→大門沢小屋(避難小屋泊)
12/31(火)晴れ: 大門沢小屋→奈良田→自宅

今年は子供も産まれたし、危険なとこはやめとこと思っていたが、
2年前の嫌な記憶のままでは何ともすっきりしない。
でも、遭難一歩手前だった当時の恐怖心は未だに強く残っておっかない。
どっちつかずな気持ちのまま年末が来てしまった。

2年前の反省から天気をよーく見て、
予備日をしっかり取って食料も十分に持った。
-30℃で快眠できる装備も持った。
装備は十分だ。

でも、体が十分に準備できなかった。
30kgに迫る装備を持って長い距離歩けるのか?
稜線で膝や腰を痛めたら戻れんぞ。

心配は尽きなかったが、天気はとても良さげだし、
身体はベストではないがそこそこは行けるはずだ。
リベンジしに行こう。

昼過ぎに出発。
登山靴を忘れて1回家に戻ったが、その他は順調で奈良田へ。
風邪薬の影響か、疲れからか良く寝れた。

12/28
5:00に起きて登山口のゲートへ。
戻ってきたぜ。

また来たぜ


車は伸二郎の他に1台のみ。
3人パーティーのようだ。
うーん、少ないな。
でも聞けば、縦走予定だとか。心強い。

準備をしてゲートを乗り越えると、
工事関係者の車が来て一瞬ゲートが開いた。
その間に3人はゲートを通過。
うーん、俺は損したのか?いや、3人が得しただけだ。。。

その後はながーい林道歩き。
12km以上あるもんな。萎えるね。

相変わらず退屈だ

その後はキツイ登りをこなして池山小屋へ。
時間も予想よりかかってないし、
身体も問題ない。今年は行けそうだ。

避難小屋は満員になって暖かな夜だった。

12/29
3:00起床。4:45に出発。
風は強いが晴れている。
ところどころ消えかかっているが、トレースはずっとあって助かる。

キツイ樹林帯の登りを経て砂払いへ。
青空に白い峰々が迎えてくれる。

そのままボーコン沢の頭へ。
身体が全然温まらないと思っていたら、-18℃だった。
どおりで寒いわけだ。

でもそのおかげで天気はばっちり。
やっぱここからの北岳は素敵だ。

やっぱここが北岳の展望一番

へこたれながら八本歯に行き、
ちょいと危険ポイントを慎重に進み、

八本歯

後は北岳に登るだけと思ったら、
バテバテで全然進まない。
おまけにガスってきたし、やる気減りまくり。

もう北岳やめて小屋に行こうかと思ったが、
今回は"三山"にこだわっていたので頑張って登る。
一緒だった3人さん、ありがとさん。

一峰目はガス

あとはガスの中、北岳山荘に行くだけ。
もう大丈夫でしょと思っていたら、
おっかないトラバースが長くてちょいとビビる。
こんなとこあったっけ?

トラバース、こんな長かったっけ?

北岳山荘は結構な入りで拍子抜けするほど暖かかった。
気合を入れた装備が暑すぎてあまり寝れんかった。。。

12/30
この日が勝負だと思っていた。
6:00過ぎに小屋を出ると天気は快晴。よっしゃ。

一番手で縦走を始める。

風は強く、気温は低い。
でも、飛ばされるような烈風でないし、
ダウンまで着込んでいるので寒くて震えることもない。

そしてこの天気が後押しする。
最高のおぜん立てじゃないか。
今年いかんかったらいつ行くの?

今でしょ!!!

北岳モルゲンロート

希望の光

体力無し夫の伸二郎は中白根で2番手スタートの若者に抜かれる。
この日縦走したのは伸二郎と彼の2人だけ。
彼のトレースにはとても助けられた。感謝。

縦走路は基本夏道のトレース。
間ノ岳は無雪期同様に長く、キツイ。

間ノ岳は遠い

ようやく間ノ岳に到着すると360度の景色。
風が強く、写真もおちおち撮っていられんが、
晴れてこの景色が見れたことに大満足。

青空の2峰目

間ノ岳から農鳥岳へも夏道を行く。

農取小屋への道

途中、やたらと長い雪壁を通ったが、
なんかルート間違えたんかな?
おかげで西農鳥に行く前に雪壁登攀の練習ができたが。。。

雪壁長くないか?

農鳥小屋への下りから今回の核心部である、
西農鳥への登りを眺める。
積雪期はトラバースでなく直登と言っていたが、
ルートどこなんだ?
(結局、点線のルートで行った。多分あってると思う。)

今日の核心部を遠くから

農鳥小屋から先を行く彼の登攀を見届けた後、
自分も農鳥へ向けて登りだす。
見ているときはビビりまくりだったが、
近くに来てみるとそれっぽい直登できそうな岩場発見。
行ってみると難なく登れた。

西農鳥の核心部。前半は岩場

その後は雪壁の登攀が続くが斜度もそこまできつくなく、
ピッケルを2本持ってきてるので余裕だ。

下を見ればまっさかさまでおっかないだろうが、
雪も安定してるので滑る心配はない。
下なんか見なかったら怖さもない。

西農鳥の核心部。後半は雪壁

息は切れるが、恐怖心もほとんどなく雪壁を登り切る。
事前にビビりまくっていたのが嘘のようだ。

登り切ってあとはまったりと行きたいところだったが、
風がかなり強くなって、時折飛ばされそうになる。
そうそう楽にはさせてもらえないか。しゃあない。

風が強くなってきた

風に耐えながらじわりじわりと進む。
西農鳥から農鳥岳(東農鳥)へも基本夏道。
アップダウンがあってバテまくるが、だんだんと近づく。

農鳥(東農鳥岳)へも夏道を行く

そしてついに3峰目の農鳥岳へ。
晴れ渡る空。歩いた稜線を眺めながら誰もいない頂上で満足感に浸る。

3峰目も青空。嬉しい!

農鳥から先は夏道を歩いたことが無いから、
道がわからんのではないかと心配だったが、
彼のトレースがあって助かった。
基本尾根沿いを進む。

農鳥から先はまず尾根を行く

途中で今日泊まる予定だった窪地を通る。
ここは風裏で飛ばされる心配がないから良いが、
まだ時間に余裕があるからより安心できる樹林帯まで下ることにする。

泊まろうと思ってた場所

大門沢下降点から下るが、
トレース&ルート不明瞭で歩くのも疲れたので、
途中から細い沢筋をずっとシリセードで下る。

大門沢下部はルートめちゃんこ

シリセードで滑らなくなった後はワカンラッセルで下って、
ようやく樹林帯への夏道トレースを発見。
ラッセルから解放され嬉しかったね。

その後はバテながらも大門沢小屋に到着。
安心感と久しぶりの水に嬉しさ爆発させながら
暖かな、いや、暑すぎた夜を過ごした。

大門沢小屋。ここまでこれば安心。

12/31
稜線にかかっていた雲から降る小雪がちらついていたが、
下の方は晴れているようだ。
太陽に輝く富士がまぶしい。

ダイヤモンド富士(ウソ)で始まる。

沢沿いをずっと下るかと思ったが、
樹林帯のトラバースが多く、結構疲れる。
沢筋をずっと行ったほうが楽そうだったけど実際どうなんだろう?

大門沢下部は意外に疲れた。

長い樹林帯歩きを終えると吊橋が現れ、やがて林道が現れる。
後はまったりかと思いきや、ウンコ波が到来し、
最後はウンコ波との戦い。
最後まで退屈しない山行だったな。

ウンコ波との戦いを終え、最後の林道を歩ききると、
奈良田のゲートに到着。
もどってきたどー!!!

もどってきたどー!!!

出発前に2台しかなかった車はずいぶん増えていた。
着替えを済ませ、満足感に浸りながら帰路に着く。
高速の渋滞もほとんどなく、夕方には自宅に到着。

ニャンコと嫁と優に迎えられ、満足の年末登山は終わった。
ただいま。

今回は天気に恵まれ、念願の白峰三山リベンジも成功し満足。
でも、常に余裕がなく、写真もてきとーにしか撮れなかった。
今回の山行を通じて、やっぱ自分には余裕がある範囲で
まったり写真が撮れるまでが良いなと思った。
来年からの年末年始登山はまったりで行こっと。。。

テーマ:登山・山歩き・散策 - ジャンル:日記

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コメント
◆無事のお帰り、良かったですね。 鳥 2014/01/01(水) 04:30
リベンジ果たせて良かったですね。
山レポが楽しみです。
◆無事帰る。意識しました。 伸二郎 2014/01/01(水) 08:26
鳥さん、あけましておめでとうございます。

今回の登山は初めっから「無事帰る」そればかり考えてました。
当たり前の事ですが、一番大事なことですね。
今年もすべての登山で無事に帰れるよう気を付けたいと思います。

レポは忘れないうちに書いときます。

今年もよろしくお願いします。
◆あけましておめでとうございます。 香です。 2014/01/01(水) 20:19
無事にて目標達成、良かった良かったです。出発のブログ見て、日に三回以上は天気図チェックする天気予報オタクの私は、出発のブログ見て少しだけ心配してました。 

予報では金曜の夜寒冷前線通過後、爆弾低気圧に成りそうだったので。結果、土曜天気図見ると、低気圧自体は予想通り急速に発達したのですが、等圧線が本州付近で少し湾曲してましたので爆風に成らなかったと理解してます。スッキリした典型的な強い冬型の気圧配置なら陸上で15M、海山で25Mオーバー稜線だと30Mオーバーもあり得る低気圧と思います。海では30Mオーバー経験有りますが。

去年、空木登った時、前日雨予報で木曽殿山荘付近にてお話しした泊りのベテランの方に、昨日は雨で大変でしたかと尋ねた時、あまり降りませんでした、その時来てみないと山は分からないですよと言われ、なるほどなと思いました。その時そこへ行った者だけが体験出来る事。

海でも山でもそうですが、行かないことには始まらない。駄目なら無理しないがモットーです。

伸二郎さんの写真見て、南アルプスは積雪量少ないなと感じました。北アだと日本海の湿った空気の影響でドカ雪に成りやすいのかなと。

去年一年間ブログ見させてもらい、色々勉強させて頂きました。有難う御座います。今年も宜しくお願いしますね。。。
◆天気、予想より少し良かった 伸二郎 2014/01/02(木) 09:27
香さん、あけましておめでとうございます。

天気、出かける前に何度も週間予報、予想天気図を見返しました。

土曜は確実に荒れるだろうけど、林道&樹林帯歩きなので大丈夫、
日曜は午前中までは荒れるのが残るかもしれないけど、
昼ぐらいには回復してきて主稜線に行く頃には問題なし
と予想して出発に踏み切りました。

まー、相変わらずの甘々予測でしたが、
大体予想通りになって良かったです。

ただ、やっぱり週間予報の後半はやはりあてになりませんね。
1/1、2の荒天は出発時には予想されてませんでした。
計画が後ろにずれていたらやばかったです。

南アは軽い冬型なら晴天になりますので、
冬は晴天期間が長く割と登りやすいです。

今年はまったり山行を中心にぼちぼち登ろうと思います。
今年もよろしくお願いします。




◆あけましておめでとうございます きんちゃん 2014/01/02(木) 14:36
年末に素晴らしい登山されてますね。
天候もそこまで崩れなかったみたいですし、無事で何よりです。
写真、十分すごいなと感心します。
自分には無理ですから。
冬の北岳は素敵ですよね。
いつか行ってみたいとは思うけど、かなりハードそうですね。
また楽しみにしております。
◆エエ、写真ですね。 鳥 2014/01/02(木) 16:17
HPのトップの優ちゃんの写真、素晴らしい笑顔のエエ写真ですね。
◆天気と日程、寒さ対策次第 伸二郎 2014/01/02(木) 18:37
きんちゃんさん、
あけましておめでとうございます。

冬の北岳、いけなくはないですが、手強いです。
登頂の可否はほぼ天気次第かと思います。
後はながーいアプローチと寒さ厳しい夜を過ごす重い装備が大変です。

個人的には登頂せずともボーコン沢の頭までで良いと思います。
あそこが一番景色良いですから。

今年もぼちぼち登ってきますので、
ぼちぼち見に来てください。
◆笑うと嬉しくなります。 伸二郎 2014/01/02(木) 18:48
鳥さん、どーも。

写真、何度もチャレンジして笑顔をゲットしました。
地道なO型の本領発揮です。

最近、優は良く笑うようになりました。
笑ってくれると嬉しくなりますね。
すくすくと育ってくれることを願っています。

お孫さんもあと1か月もすればかわいい笑顔を見せてくれそうですね。

ではでは。
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