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聖地へ 2015/08/02(日) 00:54
初めて白馬に登って、その景色に感動して以来、
ずっと白馬岳に魅了され続けている。

どこか一つ行きたいところに行けるのなら、白馬岳を選ぶだろう。
私にとって、白馬は登山の聖地である。

そして今回もまた変わらぬ美しさで私を迎えてくれた。
いつも綺麗な景色をありがとう。

いつでも感動

行程:
7/30(木): 自宅 → 梓川SA(車中泊)
7/31(金)晴れ: 猿倉 → 大雪渓 → 白馬頂上宿舎 → 白馬岳 
            → 白馬頂上宿舎(テン泊)
8/1(土)晴れ: 白馬岳 → 旭岳 → 杓子岳 → 頂上宿舎 → 大雪渓
           → 猿倉 → 自宅

後ろ向きな気持ちになってからずっと、白馬に行こうと思っていた。
白馬に行って、大好きな景色を眺めたかった。
白馬に行って、嫌な気分を振り払いたかった。

でも、イマイチ後ろ向きな気持ちに勝てず、
白馬に行けずにいた。

しかし、迷う必要のない天気の週末が来た。
金曜を休みにしていたので、混雑も回避できる。
ようやく白馬に行くことになった。

7/30
出発は相変わらず遅く、猿倉まで行けず、SAで就寝。

7/31
寝坊して出発して、猿倉の駐車場は満車かと心配したが、
ラスト3台に滑り込みセーフ。今回は行ける。
猿倉、いつの間にやらこんなに広い駐車場ができてたんだな。

猿倉 登山者用駐車場


着替えを済ませ、9:30ようやく出発。
林道を歩き、少しバテながら白馬尻を過ぎ、大雪渓へ。

大雪渓は曇っていたせいか、半袖では寒いほどの気温。
灼熱の下界では考えられない気持ちよさ。
雪渓は夏に良いね。

大雪渓


大雪渓を過ぎると滑りやすい岩と砂の急登。キツイ。

葱平からはキツイ登りが続く


しかし、そこはアルプス、標高の高さゆえ低山とは比べ物にならない気温。
疲れはあるが、熱射病のように頭がぼけーっとはしない。

それでも最後の方はかなりバテた。
久しぶりのテン泊装備は足にこたえる。
最後はお花畑に励まされ、なんとか頂上宿舎へ。

さすが花の名山



テントを張って飯を食べて夕景を見に白馬頂上へ向かう。
振り返ればいつも変わらぬこの景色。
何度見ても感動する。

稜線に出れば変わらぬ風景


剱。白馬からの展望の主役だと思う。

剱


白馬頂上に行くと朝日・雪倉の姿。
今日も静かだったんだろうな。

朝日・雪倉


振り返って杓子・鑓、立山・剱を広角で。
今回はレンズ交換を良くしたな。
広角だけでなく望遠が欲しかった。
でも重いからな。。。

杓子・鑓、立山・剱



やがて太陽は地平線に近づき、
夕暮れの色合いとなる。

夕日


刻々と移り変わる夕景をまったりと眺めていた。
テン場から離れていること、小屋泊客は小屋からでも十分景色を楽しめることから、
夕暮れ時の白馬頂上は人も少なく静かに楽しめて良い。

剱 夕景


やがて日が落ち、あたりを夜の世界へと包んで行った。
まだ明るい道をまったりと歩いてテン場へ。
今日は良い景色だったな。


8/1
3:30に起きるも二度寝をして寝坊。
4:20頃モゾモゾと起きて飯を食べ4:50頃出発。

既に辺りは明るく、稜線に出ると、杓子や剱が赤く染まっている。
どうやら日はすでに昇っているようだ。

まー良い、日の出が全てではないと言い聞かせ、頂上へと向かう。
途中、ケルン(顕彰碑)付近で東側を眺めに行くと太陽が水平線より上にあるのが分かった。
日の出ではないが、綺麗なので良しとするか。

朝日


頂上付近からは朝方の景色が綺麗だった。
杓子・鑓と大雪渓。

大雪渓


小蓮華への稜線。

小蓮華への稜線


山頂影絵クラブ。

影絵クラブ


既に出発している人も結構いた。
今日はどこまで行くのだろ?

朝日・雪倉



しばし頂上からの景色を楽しんだ後、テントへ・・・と思っていたのだが、
途中で旭岳に行く人を発見してから旭岳が気になって立ち寄る。
といっても標高差も結構あるし、途中の道も急傾斜できついし、
気楽には行けないんだけどね。

でも、途中の道は花が多く、綺麗だったし、
行って良かったと思う。

コバイケイソウ


チングルマ


頂上は結構スリリングだった。
特に一番標高が高いと思われるこの岩に登るのがおっかなかった。
まー、この岩に登らなければそれほど危険ではないんだけどね。。。

朝日の頂上は怖かった。


スリルと景色を味わった後、旭岳を後に。
一度テン場に戻り、腹を満たした後、杓子に向けて歩き出した。

途中の丸山からはこれまた良い景色。


丸山から白馬


丸山付近から杓子・鑓


丸山から杓子は一度鞍部まで結構下らないといけないので、
遠目に見た以上に疲れる。


杓子


でも、初めて杓子の頂上に登れて満足だった。

杓子から白馬

杓子から白馬


杓子頂上稜線

杓子頂上稜線


杓子からはこれまた鞍部まで下って登り返し。
稜線の宿命とは言え、ちょっと萎えるな。

しかし、その行程でも美しい景色が励ましてくれる。
輝く緑が美しいのは夏山ならではだな。

夏山の魅力


旭岳。
あの頂上のスリリングさは外観からでは分からんなー。

旭日岳


丸山まで戻り、我がテントを眺める。
テン場の一番端に位置しており、トイレは遠いが、じつに静かに過ごせた。
個人的にはお勧めの場所なんだけどなー。。。

白馬と頂上宿舎テン場とマイテント


テントへ戻り、撤収して12:30下山開始。

大雪渓は膝に堪えた。
最後は背中のザックの重さがきつかった。
駐車場に戻った時は本当に疲れていた。

でも心は笑っていた。
そりゃそうだ。また素晴らしい景色が見れたんだから。

今回も白馬岳は素晴らしい景色で迎えてくれた。
大満足の山旅だった。
やっぱり白馬は我が登山の聖地だな。。。



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