レガシィの構造変更(改造申請) 2019/07/20(土) 23:58
レガシィのミッションを6MTに載せ替えた際、プロペラシャフトを替えている。
巷のうわさではプロペラシャフトを交換すると構造変更が必要らしいので、
レガシィの車検のタイミングに合わせて構造変更をした。

初めてだし、同じ改造内容で参考になるページが乏しく、結構大変だったが、
車検が切れる前に無事に構造変更できたので良かった。

ここでは私と同じような改造を行った人に参考になるようにちょっと詳しく書いている。
それでも分かりにくいところは遠慮なく質問してくださいな。

大事なことは「てきとーで良い&調べれないことは有るから車検場に聞くべし」ってことかな。


長いです。
私と同じようにレガシィのミッション交換をした人向けの説明になります。
別の内容で構造変更を行う人にはちょっとお参考になるかもしれませんが、それ以外の人には役に立たないのでご承知おきを。



1.どんな時に構造変更が必要か?
 これは結構細かく規定されているので、下記リンク先の「別添(下のほーにあるよ)の
   別添4 改造自動車審査要領」のpdfファイル 6~8ページを参照。

 ざっくりいうと型式の違うエンジン、ミッションに交換した時。例えば 
  エンジンなら 
   EJ20NA→EJ20ターボ、 EJ20→EJ25とか
  ミッションなら 
   AT→MT、TY75→TY85とか。(75と85はトルク容量が違う)
   なお、同じミッション型式で5速を6速にしただけでは申請は不要。

 また、プロペラシャフト、ドライブシャフトの長さ、太さを変更した時にも必要。

 まー、実際は上記変更をしていてもなんも言わんかったらフツーに車検通りそうだけどね。


 
2.構造変更(改造申請)の流れ

  検査を受けるまにまず事前に書類審査に合格することが必要(書類審査は2週間程度)。
  それが終わると車検時みたいな検査(構造変更検査)を受けて完了。
  
  事前書類審査は「改造概要等説明書(改造自動車審査結果通知書)」という書類の決裁を
  もらうことで、申請内容としては主に下記になる。
   ・今回の改造内容の説明
   ・改造部位が強度的にOKな旨の説明

  構造変更検査は改造後の車が公道を走るのに適しているかを判断する検査で、
  ほぼ車検に同じと思っていい。検査内容は主に下記。
   ・普通の車検と同じように公道を走る機能が正常に動作しているか
   ・事前審査で申請した通りの改造部品が着いているか
   ・改造後の車の寸法、重量がどうなったのか

 以下では事前書類審査と構造変更検査に分けて書いていく。




3.事前書類審査(改造概要等説明書の決済取得)
1)どんな書類が必要か
  ・改造自動車届出書(第1号様式)
  ・改造概要等説明書(第2号様式)
  ・自動車を特定する資料(車検証のコピー)
  ・技術基準等への適合性を証する書面→改造した部品について問題無しと判断した理由の説明
   (自由フォーマット?)
  ・保安基準適合検討書(第3号様式)
  ・車両外観図→4面の写真
  ・改造部分詳細図→改造後の車の写真もしくは交換した部品の写真もしくは交換した部品の図面
  ・強度検討書→ペラのみ(計算式は決まったものを使用)




2)書類はどのように書けばよいのか

 ・改造自動車届出書(第1号様式)
   用紙の入手は下記リンク先の「改造自動車関係 の (1)改造自動車の届出を行う場合」

   もしくは、下記リンク先の「別添(下のほーにあるよ)の
     別添4 改造自動車審査要領」のpdfファイル 19,20ページを参照。

   書き方は下記を参照。

1gouyousiki_omote.jpg



   改造内容の番号は下記別添4の表を参照のこと。

betuhyoudai2.jpg




  なお、1号様式の裏面(下記)は何も書かない。
1gouyousiki_ura.jpg





 ・改造概要等説明書(第2号様式)
   用紙の入手は下記リンク先の「改造自動車関係 の (1)改造自動車の届出を行う場合」

   もしくは、下記リンク先の「別添(下のほーにあるよ)の
     別添4 改造自動車審査要領」のpdfファイル 21,22ページを参照。

   書き方は下記を参照。

   表面

   ポイントは車両諸元が多少変わっていても無視して今の数値を書くことかな。
   例えば、私は車高調を入れているので高さはちょっと違うし、重さも6MTにしたことで
   30kgは変化するけど、無視して今の数値を書いている。
   結局、頑張って書いても構造変更検査の時に計った数値に直されるので頑張るだけ無駄。。。

   また、右上の欄とか分からん数値が多いのでここは未記入で車検場の人に聞けばよい。
2gouyousiki__omote.jpg




  裏面はこんな感じ。

  改造内容は分かればよい。テキトーでも後で車検場の人が修正してくれるので。

2gouyousiki__ura.jpg





 ・自動車を特定する資料(車検証のコピー)
  これは説明不要でしょう。今の車の車検証コピー。

syakensyou.jpg







 ・技術基準等への適合性を証する書面→変更した部品について問題無しと判断した理由の説明
  
  各変更部品について改造内容の詳細と強度的に問題無いんだという理由の説明をする。
  基本的に、純正部品についてはその部品が純正搭載されている車と比較して
  使用条件が厳しくない(エンジンのトルクが一緒とか、ギヤ比が一緒とか)で説明する。

  フォーマットは無いみたいなので各自で適当に。
  私が使用したものが欲しい場合は連絡下さい。エクセルファイル送ります。


  6MTはこんな感じ。

Transmission.jpg




  プロペラシャフトはこんな感じ。

  細かいこと、いやより正確なことを言うと、6MTはペラの前にトランスファで1段減速している
  (ギヤ比1.1)ので回転数は違う(より緩い)のだが、気にしないようだ。

  また、以降の部品もすべて一緒だが、最高回転数はエンジン最高出力時の回転数
  を使うようだ(本当は最高車速=180km+α 時の回転数が正しいけどね。。。)

PropellerShaft.jpg




 リアデフ
 
RearDifferential.jpg
 





 リアドラシャ

RearDriveShaft.jpg






 フロントドラシャ
  フロントは変更してないが、TMを替えたことでギヤ比が変わったので強度上大丈夫かを
  説明した。

FrontDriveShaft.jpg








 ・保安基準適合検討書(第3号様式)
   用紙の入手は下記リンク先の「改造自動車関係 の (1)改造自動車の届出を行う場合」

   もしくは、下記リンク先の「別添(下のほーにあるよ)の
     別添4 改造自動車審査要領」のpdfファイル 23ページを参照。

   書き方は下記を参照

   これはネット上で見ると、書き方が皆さんバラバラで、私が思うに、
   とにかく「大丈夫です、詳細は前述の通りです」と書いておけば良いかと。

dai3gouyousiki.jpg







 ・車両外観図
  前、左、後、右の車両4面の写真を載せる。

gaikan.jpg





 ・改造部分詳細図
  改造(変更した部品)の写真もしくは図面を載せる。 
  部品の写真は搭載前の単品状態でも搭載してる状態での写真でも良い。
  自分のが無ければネットから適当な奴を入手すればよい。

koukanbuhin_gaikan.jpg







 ・強度検討書
  ペラだけこれが必要になる。
  上に書いた「技術基準等への適合性を証する書面」で大丈夫って言ってんのに書かすなよ
  と言いたくなるが、向こうはお役所仕事なので仕方ない。

  計算式はみんな一緒。2WDだろうが、フルタイム4WDだろうが一緒。
  最初4WDだからってトルクを半分にしてたら、2WDと同じものを利用しろと言われた。
  前輪がスリップしたらと考えてるわけでもなさそうで、これもお役所仕事な感じだった。
  まー、そんなわけで2WDと同じ式を使ってくださいな。

  レガシィのペラは2分割タイプで第1推進軸と第2推進軸があり、両方出した。
  リアは改造で変わらないから不要だったみたいだが、車検場でも担当により要る要らない
  の判断が異なっていたので両方出しておくのが良い。

PropellerShaft_front_strength.jpg


PropellerShaft_rear_strength.jpg


以上の書類を車検場に出すと、大体1週間~2週間で決済(審査合格)がおり、
ハンコの入った改造概要等説明書(改造自動車審査結果通知書)がもらえる。
この書類を貰って初めて構造変更検査を受ける権利が得られる。お疲れさん。

表面
細かく見ると修正が入ったところがある。車検場側で修正してくれてるようだ。

kaizougaiyoutouestumeisyo.jpg




裏面
デフとかドラシャとかの記述が無くなって、ペラの寸法が追加されていた。
結局はペラがポイントみたいだ。

kaizougaiyoutouestumeisyo_ura.jpg








4.構造変更検査

  事前審査に合格したら晴れて構造変更検査が受けられる。
  構造変更検査はユーザー車検(継続検査)にほぼ一緒なので継続検査経験者なら大丈夫だろう。
  ただ、書類の書き方が一部継続検査と異なって迷うところもあるだろうから、その辺はご参考に。
  

1)構造変更検査の流れ
  ・インターネットで検査日時を予約する
  ・検査日時までに書類を用意して車検場に提出 当日は印鑑持ってって。
  ・検査を受けて車検証とシール交付


以下項目ごとに説明する。

2)検査日時の予約
  下記サイトから予約を行う
  検査種別の選択で「構造等変更検査」を選ぶこと。

  おすすめは午前2ラウンドもしくは午後1ラウンド。
  私はいつも書類を当日書いているので車検場に行ってその時間を考えると朝イチは厳しい。
  また、検査で不合格だったり、何か不具合(ライトが切れたとか)があった時の修理の
  時間を考えると午後2ラウンドは厳しい。で、上記のおすすめラウンドとなる。




3)どんな書類が必要か
  ・改造概要等説明書(改造自動車審査結果通知書)上で申請し、決済出たもの
  ・車検証
  ・自賠責納付書
  ・自動車税納付書→5月位に送られてくるやつ
  ・自動車検査票(裏も書くよ)→車検場にある。当日記入で良い。
  ・申請書(第2号様式だよ)→車検場にある。当日記入で良い。
  ・自動車重量税納付書(重量が変わる場合は後で書くよ)→車検場にある。当日記入で良い。
  ・点検整備記録簿→自分のものでも車検場にあるものでも良い




4)書類はどのように書けばよいのか
 ・改造概要等説明書(改造自動車審査結果通知書)
  事前申請で決済が出たもの。ここで使うんです。用意するだけ。忘れずに。

kaizougaiyoutouestumeisyo.jpg
  





 ・車検証
  原本を持っていく。

syakensyou.jpg





 ・自賠責納付書
  事前に次の車検期間の契約をしておくこと。
  今の契約期間のものと、次の車検期間の契約のものを出す。
  これも原本を提出。

jibaiseki.jpg










 ・自動車税納付書
  4月、5月位に送られてくるやつ。これも原本を提出。

jidousyazeinouzeituutisyo.jpg







 ・自動車検査票(裏も書くよ)
  これは車検場に用紙があるのでそれに記入。
  継続検査との違いは裏面も書くこと。

  表面の記入は下記を参考。
  検査予約日時の予約番号が必要なのでネットで予約した時に控えておくこと。
  また手数料の印紙は車検場で買って貼る。

IMG_20190712_131520.jpg






  裏面は下記を参照。
  ハッチング部について、事前申請で決済が降りた書類通りに書けばよい。
  型式は最後に「改」ってつける
  型式指定番号、類別区分番号は車検証に載ってるのを書いたが、記入不要だったみたい。
  (後で訂正されており、最後に発行された新しい車検証では空欄になってた)

jidousyakensahyou2.jpg






 ・申請書(第2号様式だよ)
  これも用紙は車検場にあり、当日記入した。
  継続検査とは違う用紙。
  記入方法は下記を参考。
  太枠内を鉛筆で記入する。諸元欄は記入不要。
  下の申請人、使用者のところはボールペンで記入。押印必要(印鑑持ってく)

sinseisyo_2gouyousiki.jpg





 ・自動車重量税納付書  
  用紙は車検場にある。
  記入方法は下記を参照。
  改造により重量区分が変わりそうなときは後で記入とか。車検場と相談すべし。
  伸二郎は変わらないと判断して先に払って提出した。

IMG_20190712_131510.jpg
  





 ・点検整備記録簿
  用紙は自分のものでも車検場にあるものでも良い。
  記入は各自で。下記はご参考。

tenkenseibihyou.jpg






以上で書類の用意は終了。
まとめて車検証の該当窓口に出しましょう。





5)検査
 窓口で書類のチェックが終わったら、チェック後の書類を受け取って検査に向かう。
 基本的に継続検査(車検)とほぼ同じだが、以下が異なる。
  継続検査のピット検査項目で改造(交換した部品)が申請通りかのチェックがある。
  継続検査の後に車両寸法、重量測定がある
 以下それぞれについて説明する。

 ・継続検査のピット検査
  改造した部品を伝える(今回はMT,ペラ、デフ、ドラシャ)+改造概要等説明書を見せる
  ピットでは検査員がミッションの型式、ペラ、ドラシャの寸法が申請通りかチェックしていた。

  ここで問題発生。ペラの長さがおかしいと言われた。
  後で誤解は解けたが、レガシィのフロントペラは下記のようになっており、
  ベアリングまでをフロントペラの長さと思った検査員と申請内容(正しい長さ)に相違があり
  危うく事前審査のやり直しになるところだった。
  皆さんもペラの長さを測る位置はちゃんと把握しておいた方が良いですよ。

frontperanonagasa.jpg




 ・継続検査が終わった後、測定ライン検査(寸法、重量測定)
  測定ラインに行って係員に車両の寸法測定(乗ったままカメラで測ってもらう)
  前輪軸重、後輪軸重の測定(車から降りて測ってもらう)
  注意点はガソリンは満タンにしておくこと&不要な荷物は降ろしておくことかな。

  ここで2つ目の問題発生。
  私は運転席のシートをレカロに替えているのだが、その強度計算検討書の提示が必要とのこと。
  てっきり製品に着いているものと思って家にいる嫁に確認するが、着いてない。
  メーカーに聞くとFAXとかで送ることができるが、個人宅には送れないとのこと。

  どこに送れるかと聞くとショップまたは車検場に送れるというので車検場に送ってもらった。
  早急な対応をしてもらえたのでなんとか車検には間に合った。助かった。
  皆さんもシートを替えてたら強度計算書を事前に準備してもらってくださいな。
  また、他にアームとか変えてたら同じく強度計算書の提示が要求されるかもしれないので、
  ご準備を。(STIのは黒いし、純正と思われてたぶん気づかれない。。。)




晴れて全部の測定が終わり、構造変更後の車検証が発行された。
BP5改って書いてあるのは感慨深い。
ちょっと残念なのは車重が40kg増えてたこと。軽量化頑張ってるつもりだったのに。。。

syakensyou2019.jpg







まー、何はともあれ、構造変更が無事に終わってハッピーだ。
構造変更は分からないことが多いかもしれないが、テキトーに書いて、まずは相談のスタンスで良い。
検討を祈る。
不明点があれば気楽に質問してくださいな。


なお、任意保険についてだが、たぶんそのまま継続できる。
伸二郎はソニー損保のネット保険だが、電話で構造変更を伝えた後、車検証をFAXで送って
型式だけBP5改に変更で今の保険をそのまま継続になった。料金は変わらない。


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